乙訓青年会議所主催の講演会 私は乙訓青年会議所のOBであり、以前に大前研一さんが96年著書 「知」のネットワーク の中で紹介されおりその時に今立町から資料を取り寄せていることもあって喜んで参加させていただきました。その著書には
・・未来から現在にフィードバックするシステムを構築するといっても、確立されている方法があるわけではない。しかし、そのひとつの方法が不可能でないことを示している例が現にある。福井県今立町。福井県のほぼ中央に位置し、人口は約1万5000人。面積は45.43平方キロメートル(大山崎町は約16000人、5.97平方キロメートル)、その70%は山林という、日本にはどこでもありそうな町である。・・
・・この今立町、これまでにサントリー地域文化賞、全国イベント大賞、ふるさとづくり大賞、内閣総理大臣賞と数々の賞を受賞している。・・
・・とにかく世界一という発想から、世界一の大きさの手すきの和紙を作り、それに世界各国の画家に絵を描いてもらう。あるいは和紙でつくったトンネルをつくる・・
・・15000人の人口のうち8000人が1年半かけて、ボランティアとして参加したというから、まさに町ぐるみ、町をあげてのイベントである。・・
・・若泉さんの今立町という自治体のあるべき姿は、自給自足できるミニ国家であった。国家である以上、産業ばかりではない。エネルギー、生活環境、職場環境、自然環境、文化とさまざまな分野を考えなくてはならない。いわば未来の国家像である。未来のデザインがあってこそ、今なにをやるべきかが見えてくる。ただ、未来の国家像といっても、それを描く基本的な考えが必要である。・・
・・ここで登場するのが、日本が農耕民族であったころに存在した「結い」の精神である。「昔は、田植えや稲刈りの時には地域の人たちがお互い協力し、助け合った。困った人がいれば、みんなで助け合った。労働力という肉体的なものだけでなく精神的にも相互扶助が行われていた。それを「ゆい」といった。今、ボランティア精神という言葉が流行のように使われていて、さも外国からきたもののようにいわれていますが、日本には昔から「結い」といわれる相互扶助の精神はあったのです。・・
とありました。